“#保育園落ちた2017”に結果通知書をアップする前に知っておきたいこと

今年も保育園の選考結果が発表される季節がやってきました。twitter上では保育園に落ちた方たちが結果通知書の写真をアップしているのを見ることができます。ちなみに我が家にも「待機」の結果通知書が届きました。都内はやはり厳しいですね。

さて、この結果通知書の上のほうに以下のような記号が書かれているのにお気付きでしょうか?多くの場合には宛名の下の部分に記載されています。今回はこの記号の意味についての解説です。

この記号は通称「郵便バーコード」と呼ばれるもので、郵便物の宛先をバーコードとして印刷することで、郵便物の仕分け処理の効率化を目的にしたものです。つまり、このバーコードの中には、宛先の情報が含まれているのです。それでは、具体的に見ていきましょう。郵便バーコードのコードとキャラクタは以下の表のように定義されています。ここでは、説明に利用するもののみを抜粋しました。

この表からわかるとおり、黒い線の長さや位置によってキャラクタの意味を表現します。

さて、この記事のはじめに登場したバーコードを分析してみましょう。このバーコードは特定の位置がキャラクタの区切りになっているため、わかりやすいようにキャラクタの区切り部分に赤線をひいてみました。

そして、この赤線に囲まれた範囲の記号に、コードとキャラクタの対応表に従ってキャラクタを書き込んだものが下記の図です。だんだん見えてきましたね。

ここで、先頭の7文字は郵便番号を表していて、その後に続く数字が住所部分の数字を表しています。この例では、郵便番号は「160-0023」で、その後に続く住所部分の数字は「1-8-1-305」であることがわかります。郵便番号が160-0023の住所は「東京都新宿区西新宿」です。すなわち最初に登場した記号から、この郵便物の宛先は「〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-8-1-305」であることが判明しました。

郵便物に印刷されている謎の記号は、その郵便物の宛先住所を表現するものです。SNSにアップされている郵便物の写真は、宛先住所が隠されているものであっても、バーコード部分はそのまま残っているものがたくさんあります。SNSに郵便物をアップするときには、自宅の住所を公開しないように注意しましょうね。