2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「平均の意味を理解していない大学生」という記事

大学生の24%が「平均」の意味を正しく理解していないなど、基礎的な数学力、論理力に大きな課題があることが、日本数学会(理事長・宮岡洋一東京大教授)が実施した初の「大学生数学基本調査」で明らかになった。(中略)全問正答した学生は、わずか1・…

品質向上と事故対応能力の悲しい関係

近年、いろいろな製品の品質が向上していると感じます。身の回りの家電製品を始め、「故障する」ということをほとんど体験することが無くなりました。製品寿命はあるのでいつかは壊れるのですが、電球1個に至るまで、その製品寿命自体が長くなっていると感…

モノには適正価格がある

モノには適正価格があります。前回のエントリ「モノをつくる人のココロ - ITエンジニアの社会学」とかぶりますが、ある一定以上の技能を持つ人が手間をかけて作ったものには、それなりの価格がつきます。この「ある一定以上の技能」を身につけるまでの期間が…

モノをつくる人のココロ

およそ知恵と経験を生かしてモノを作っている人には、ある程度共通した想いがあるのではないかと思います。 陶器市に行くと、普段は表に出ることがない作家さんが直接販売していることがあります。自分の作品を買ってくれる人と接することができる貴重な機会…

すごい組織(後編)

前回に引き続き、労働組合というものについて考えてみます。私は労働組合は不要だとは思っていません。労働者の正当な権利を保護するために、団結という手段を用いて交渉することは、有効な一つの方法であるからです。しかし、多くの労働組合に見られるよう…

すごい組織(前編)

NTT労働組合(加藤友康委員長、組合員約18万人)は13日、春闘での賃金改善要求を見送る方針を発表した。 固定通信の減収が続いていることに加え、インターネット関連の業績が伸び悩むなど厳しい経営環境を考慮した。一時金は前年並みを要求する。15…

責任分解点という崩壊点

あるサービスを維持していくために複数の企業が関わっている場合、それぞれの企業が分担すべき責任範囲を定義します。つまり「○○から△△まではA社が責任を持って、△△から□□まではB社が責任を持ってね」ということを明確にするのです。この場合、△△がA社と…

製品普及の第4ステージ

今回のエントリはIT関連という前提です。 ITを使ったシステムは以下のような3つの段階を経て、世の中に普及していきます。○黎明期 新技術が登場した時、その技術を導入するためには多大なパワーが必要になります。エンジニアの技術力はもちろんですが、海の…

決断場面におけるNULLとゼロの大きな違い

システム開発に携わっていると、"NULL"という単語を目にする機会がよくあります。 "NULL"は「何も無いこと」を表す単語です。似たような単語で"ゼロ"というものがありますが、こちらは「存在していないという情報」があるのに対して、"NULL"は「存在していな…

ビジネス本と自己啓発本は用法と用量を守って正しく読みましょう

書店に行くと、ビジネス本や自己啓発本の多さに驚きます。 以前からこんなに並んでいたのに私の視界に入っていなかったのか、それとも本当に増えたのかわかりません。しかし、全ての本が「ビジネスマンはかくあるべし!!」「24時間働いて世界を動かす!!」…

○歳からのルール

本屋で見つけました。立ち読みすらしていません。こういうのを横展開(水平展開)と呼びます。あたりまえだけどなかなかできない 25歳からのルール (アスカビジネス)作者: 吉山勇樹出版社/メーカー: 明日香出版社発売日: 2009/11/01メディア: 単行本(ソフト…

東京証券取引所のシステム障害について

2012年2月2日に東京証券取引所のアローヘッドに障害が発生しました。 以下は事実を比較的淡々と述べている記事です。【読売新聞】東証システム障害、バックアップ機能せず 【朝日新聞】東証、停止していた241銘柄の売買再開 システム障害そして以下は東証…